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JAWBONE UP 復活! 2013年は日本でのボディモニタリング元年になる?

しばらくブログをお休みしてしまっていましたが、来年に向けて出来るだけUPしていこうと思います。

昨年、センセーショナルなデビュー直後に発売中止されていたJAWBONEのUPが米国で遂に復活しました。
優れたプロダクトデザインやインターフェースを備えていたにも拘わらず、接触不良による電源問題という根本的な技術問題を克服しての再登場です。私も3つも購入しましたが、すべて1週間でお陀仏でした。
北米では、すでに11月初め頃から店頭に並び始めているようです。
JAWBONE UP 店頭販売状況

カラー展開も発表時以上のバリエーションとなる模様。
昨年は黒しか発売されない段階で中止でしたが、白をはじめ赤や青、ブラウンなどといったカラフルなものも発売されています。今後、ファッション業界など他ブランドとのコラボなどが期待できるでしょう。
携帯通信キャリアなどは放っておかないでしょうね。。。



僕としては、15年前から思い描いていたサービスプロダクトにかなり近いものだと思っています。Nike Fuelが国内発売されれば、知名度やプロモーションには勝ることになるでしょうが、スポーツメーカーの提案よりもライフログに向かったものとして評価しています。
特に、Sleep Monitoring(睡眠)とEat Log(食事記録)の考え方とインターフェースには、注目すべきものがあります。とてもユーザー視点でバランスが取れていると思います。
こうした「バランス」は非常に重要で、得てして日本のメーカーが技術優位に押しつけ的になったり、デザイン性や継続性という点でユーザー体験が乏しくなってしまったりと、なかなか満足にまとめるのが難しいポイントです。



国内には来年2013年早々には投入されるようですので、本当に楽しみです。
恐らく、これをキッカケに数十のサービス提案が他社からも始まることになるでしょう。
かく言う私たちも、こうした北米市場での先行事例を超えるべく、準備していますのでご期待ください。
(八村大輔)
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(続編)急速に進化し活性化し始めた北米のボディモニタリング市場。

 2011年の昨年6月、TEDにて予告され大きな期待を持って市場投入されたJAWBONEの「UP」が、fitbitを凌駕し得るスタイルとユーザビリティを持ち合わせて刺激的な話題をさらっていたので、fitbitとすれば結果的に絶妙なタイミングでのラインナップ強化といえるだろう。

TED×UP

JAWBONE UP

国内市場では、この分野は受け入れられないなどと悲観的な観測が多かったが、さすがにここまであらゆるソリューションが顕在化してくれば、この市場がどれだけの可能性を秘めているか、そして高齢社会における社会保障費の抑制を促進し、一般の方々が楽しく前向きに、そして自然と日常生活に健康チェックシステムを取り入れることの重要性に気付く方が増えると思う。

今まで、このPHR(Personal Health Record:僕はボディモニタリングと呼んでいる)分野の話題に関しては外部に出すこと無く、起業以来ずーっと関連企業との打ち合わせや情報収集、そして海外のスタートアップの訪問などに徹してきた。お陰で現在この分野の人脈や技術情報は、かなり集めることが出来ている。その興味の強さから
会社のWEBにもこのくらいの情報しか出してこなかった。

 それは全て、15年以上前に打ち立てた「メディテインメント・コンセプト」(明るく楽しく自発的に継続性ある健康増進社会の実現)を着想してからの夢である、”ボイディモニタリング事業”の立ち上げと普及、そしてそのプラットフォームづくりを独自に進めたい、というメディシンクのビジョンとなる思いからだった。

 しかし、市場はここ数年急速に動き、ITベンチャーの情報オープン化やソーシャル化、フリーミアム手法やプラットフォームビジネスの一般化など、単独で機密的に小さく動くより、ダイナミックに興味ある方々をネットワークし巻き込んでいく方が時代に呼応できると感じ始めた。

技術だけでなく、一般ピープルの日常使いに必要なのはデザインやユーザビリティ、分かり易さであることに、日本の多くの技術系企業や大手メーカーに着目して欲しいし、その部分への投資に積極的になって頂ければ嬉しい。

最後に、デザイン性に非常に優れたUPのプロオーションをビデオを観て頂きたい。




次回は、本日行われたベルギーのimecという研究機関のPHRの研究成果
を、産業技術総合研究所で行われたクローズドなプレゼンに参加してきたので、そのレポートをまとめたい。
八村大輔

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急速に進化し活性化し始めた北米のボディモニタリング市場。遂にFitBitからWi-Fi体重計が登場!

なるほど、今度はそう来たか!

Aria scale

というのが率直な感想。。。
以前からフランスのメーカーでWithingsというWi-Fi対応でiPhoneにデータ転送できるオシャレな体重計があったが、連携するはずの血圧計はまだ発売されていない様子。体重計だけだと健康ライフログとしては満足できないし、ユーザーの利用継続に不安が少なくない。
この商品も体重計とは思えないデザイン性と、初めてスマホにデータを無線転送できるコンシューマ機器としてのインパクトは大いなる価値があったが、残念ながらトータルソリューションとはなっていなかった。

withings

対して、fitbitは私たちのメディシンク創設の切っ掛けになっているこの分野のパイオニアであるBodyMediaのビジネスモデルを参考に、一昨年くらいから北米で運動や栄養管理をバイタルセンシングするかわいらしいアイテムで急成長しているブランド。恐らくすでに100万台以上のユーザーベースに到達し普及期に入っているだろう。
BodyMedia FitBodyMedia fit CORE


fitibit ultra

そこに、同シリーズ名でデータベース連携できるシンプルな体重計を投入してきたのだ。

ウェイトマネジメントだけでなく、消費カロリーを算出する上で重要な「体重」を出来るだけ正確に、そして継続的に変化を経過観察することは、単なる「生体モニタ」や「健康状態の見える化」という観点だけで無く、生活習慣改善や健康生活にとても大切なので、このソリューションは他社との差別化という意味でも、”健康ライフログ”市場を創造しリードしていく上でも重要なマイルストーンとなるはず。

続きは次のエントリへ。
八村大輔

衣類の上から心電図計測ができる時代に

 久々に医療ニュースです。それもボディモニタリング関連。以前テレビ東京のトレたまで観た記憶がある、東京電気通信大学の先生が開発された心電計の話。YouTubeでタマタマ発見したので紹介します。
 なんと、衣類の上からでも計測可能になったと言うから驚きです。精度誤差については触れられていませんが、衣類という障害物や体動や等での有意差は如何ほどなのでしょうか、気になります。詳しくは映像をご覧ください。
(八村大輔)